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●ガレオン貿易 ガレオンぼうえき

ヨーロッパ スペイン AD 

 マニラ−アカプルコ間におけるスペインのガレオン船による貿易。1571年スペイン人レガスピがマニラ市を創設した翌年,中国船が早くもマニラ湾に入ってきた。スペイン人は,メキシコ・ペルー産の銀・銅や洋紅・カカオをもって,中国産の絹布・象牙細工・金糸銀糸の刺繍・碧玉硬玉・磁器・白檀製箱物などで交換貿易を始めた。これらの物資を太平洋の東西をはさんで運んだのがガレオン船で,マニラは東洋の豊富な商品集散地となった。つづいて,マニラには中国産以外の香料・薬草・樟脳・麝香(じゃこう),硼砂などが集まり,またアカプルコからはチョコレート・チーク材・タバコが帰航するガレオン船に積まれた。1700年に禁止されたが,フィリピンから奴隷が運び出されたこともあった。太平洋に進出してきたイギリス船によって捕獲された最初のガレオン船は,1587年カヴェンディシュによるもので,そのあとも襲撃の被害はあったものの少数であった。