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●ガルブレイス

北アメリカ カナダ AD1908 

 1908〜 現代の世界の代表的な経済学者の一人。カナダに生まれ,トロント大学・カリフォルニア大学に学び,ハーヴァード大学・プリンストン大学勤務をへて現在ハーヴァード大学教授。1961年から1963年の間アメリカのインド大使にも就任した。現代の主流派経済学の狭い理論的方法の枠を脱し,広い視野と鋭い現実感覚と豊かな着想力で,現代社会と経済の特質を的確に把握し多彩に表現することに優れている。主要な著作として,『アメリカ資本主義』(1955)においてアメリカ資本主義の“平衡力”を高く評価し,『ゆたかな社会』(1958)において大企業体制の確立に伴う“依存効果”を指摘して,消費者主権の危機を警告した。『新しい産業国家』(1967)でこれをさらに発展させ,アメリカのような高度に発達した経済社会では市場機構は実質的な機能を失い,専門的な経営者・技術者の集団である“テクノストラクチュア”と大型政府による管理と計画化が進行して,経済の成長と安定に貢献している一面のあることを主張した。(新産業国家テクノクラシー)

〔参考文献〕J.K.ガルブレイス,鈴木哲太郎訳『ゆたかな社会』1958,岩波書店

J.K.ガルブレイス,都留重人監訳『新しい産業国家』1968,河出書房

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