●カルデア人 カルデアじん
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南部バビロニアに定住したセム系民族。現在のところ紀元前9世紀初頭の楔形文字の記録で初めて存在がわかる。言語がアラム語に近いためアラム人の一派という説もあるが,いまだ不明である。定住当初は五つのビート(家)と称す部族から成り,各々世襲の首長を戴いて諸都市を占領。前8世紀初めまでにメロダク=バラダン2世(在位前721〜前710)がバビロニア全部族を統一。前625年,ヤキーン家のナボポラッサルはカルデア王朝(新バビロニア王朝)を創立,前612年,アッシリア帝国を滅ぼし,その子ネブカドネザル2世の時代にはオリエント最強国として,天文学・土木事業が発達し繁栄。前539年,ペルシア帝国に滅ぼされた。ヘブルや古代ギリシアの著作で,バビロニアをさすカルデアの名は部族名に由来する。