●カール5世 カールごせい
AD1500
1500〜1556 神聖ローマ皇帝(在位1519〜56)。スペイン王としてはカルロス1世(在位1516〜56)。教皇によって加冠された最後の皇帝。ガンで生まれ,ネーデルラントで育てられる。祖父マクシミリアン1世の死去後,仏国王フランソワとの争いに勝って帝位についたので,フランスとは1559年まで数次にわたって争う(イタリア戦争)。これとからみ合うようにドイツの宗教改革運動が激化していった。1521年のカール最初の国会で,ルターを追放刑に処すとともにその説を禁止せんとした。しかし,1525年のシュパイエルの国会では対仏戦争を勝ち抜くため,その信仰を諸侯の自由に委ねた。勝利後の第二回シュパイエル国会(1529)では一転してルター説を禁止したので,新教諸侯は抗議書を出す。追いつめられた新教派諸侯たちは同盟を結んで,皇帝軍とシュマルカルデン同盟戦争に入る(1546〜1555)。一時彼らを破るが,結局完全な制圧に失敗し,1555年のアウグスブルクの和議国会で公認する。翌年スペインをフェリペ2世に,ドイツをフェルディナント1世に譲って退位。