●ガリレイ
ヨーロッパ イタリア共和国 AD1564 両シチリア王国
1564〜1642 イタリアの天文・物理学者。1592〜1610年,バドヴァ大学数学教授。実験と正確な測定にもとづく数量化によって,自然現象を表現する数学的関係式を導き近代的な機械論的自然観を確立した。19歳で振り子の等時性を発見,1593年には『運動について』を出版し,物体の落下する軌跡が放物線になること,また落下距離は時間の2乗に比例して大きくなることを証明した。1609年には,自作のガリレイ式望遠鏡を用いて太陽黒点や月面の山岳を観察し,木星の4つの衛星を発見した。これらの発見は,天体が完全無欠であるとする中世的宇宙観に,決定的打撃を与えた。1632年の『二つの宇宙体系についての対話』では,コペルニクスの地動説理論を支持,そのために宗教裁判にかけられ,自説の自由な発表を禁じられた。1637年に失明して軟禁状態を解かれ,翌年,半生の力学研究の成果を『新しい科学についての対話』として,オランダのライデンで出版した。
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