●カーフィル
AD
神の恩賜を隠したり恩賜に感謝しない人の意からイスラームを嘘だとして信じない人,つまり不信仰者の意で用いられるアラビア語。カーフィルには[1]第1原因としての神を信じない人,[2]神の唯一性を信じない人,[3]偶像崇拝者,[4]神の唯一性と啓示を信じてもキリスト教徒は理論上カーフィルではない。しかしイエスを神の子と信じ三位一体を堅く信じている人々は火獄に落ちるカーフィルと考えている。大罪を犯したムスリムが永遠に地獄に落ちるか否かすなわちカーフィルであるか否かについて初期イスラーム時代に盛んに議論された。しかしこの傾向はカーフィルー般に対抗する狂信主義は概して薄く十字軍時代でさえムスリムはカーフィルに対して寛大であった。しかし後代にはカーフィル側からのたび重なる攻撃と戦争によって対抗上非寛容になっていった。トルコ人(スンナ派)はペルシア人(シーア)をカーフィルと呼んだが,そのトルコ人はスーダンのマハデーの出現によってカーフィルと呼ばれるまでに非寛容が内向した。