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●狩野探幽 かのうたんゆう

アジア 日本 AD1602 江戸時代

 1602〜74(慶長7〜延宝2)江戸前期の画家。名は守信。狩野孝信(永徳の次男)の長男。幼少から天才的な画才を発揮し,1612年(慶長17)駿府で徳川家康に謁して江戸に上り,1617年(元和3)16歳で幕府御用絵師となり,鍛冶橋門外に屋敷を拝領した(鍛冶橋狩野の称)。これ以後,1619年には京都御所,1623年には改築の大坂城,1626年(寛永3)には京都二条城の行幸殿,1634年には名古屋城上洛殿,1636年に完成した日光東照宮,1641年には大徳寺本坊方丈,1642年には京都御所,また改築ごとの江戸城の障壁画の制作に活躍した。また,1638年には法眼に,1662年(寛文2年)に宮内卿法印に叙された。狩野派はこうして幕府および諸藩の御用絵師としての地位を確立した。彼の遺作は大徳寺本坊方丈の障壁画をはじめ多く伝存している。その画風は幕藩体制の安定期にふさわしく,山楽の,それに比べても一段とよくまとまり,淡泊瀟灑な傾向を帯びてきている。

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