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●カナーン

アジア アジア AD 

 ノアの子ハムの第4子。また,その子孫であるカナーン人(フェニキア人・ペリシテ人などの総称)が住んでいた,ヨルダン川西岸から地中海東部沿岸にわたる地域のこと。モーゼの死後,イスラエル人はヨシュアの指導のもとにこの地に侵入し,ここはユダヤと呼ばれた。また,パレスチナとも呼ばれるようになった。現在のレバノン,イスラエルの国土にあたる。この地域は,メソポタミアとエジプトを結ぶ陸橋の役割を果たした。聖書によれば,カナーンはアブラハムの子孫に帰属される「約束の地」とされ,その土地はきわめて豊かで,「乳と蜜の流れる地」と記されている。カナーンは,ヘブライ語系の言語を使用し,農業や商業を発達させ,高度な軍事力も備えていたといわれている。宗教は多神教で,生殖豊熟の祭儀が各地でとり行われた。イスラエル人は,彼らから農業技術などを学んだ。

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