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●カタル

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 アラビア半島の東部,ペルシア湾に突出したカタル半島を国土とする小アラブ首長国。面積約1万1,000平方km(四国のほぼ半分)。人口約54万人(1996),その85%は首都ドーハとその周辺に住む。宗教はスンナ派イスラーム教で,ワッハーブ派。気候は著しく乾燥し,年降水量70mm以下で,砂漠の平地からなる。1939年の油田採掘以来一躍産油国となる。現在,石油依存から離脱をはかり,近代的工業化と給水施設の整備による農業開発にも力を入れている。歴史は古く,有史前の考古学的遺物も発見される。ペルシア湾岸の要衝として古代オリエント諸国にも知られていた。628年預言者ムハンマドの使節からイスラームを受け入れた。18世紀中ごろ,現元首ハーリファの祖先サーニ家一族がアラビア半島から移住して,半島に首長国の基礎を固めた。19世紀後半オスマン=トルコの支配下に,1916年イギリスの保護下に入ったが,1968年アラブ首長国連邦の一員となり,1971年に分離独立した。

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