●カタリ派 カタリは
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中世中期の異端。12世紀,とくに中葉からカタリ派は西ヨーロッパに広がり,北イタリア・南フランスで大きな勢力になる。マニ教の流れをくむ東方異端の影響を受け,二元論を信じた。初期のカタリ派はブルガリアのボゴミル派の影響下にあったが,1167年ドラゴヴィツァ派のニケタスがビザンチンから伝道にやってき,イタリア・フランスのカタリ派を急進的な二元論へ転向させた。それ以後,固有の教理と教会制度が整えられた。カタリ派は彼らの秘蹟,救霊礼を受けた完全者と一般信徒の二つのクラスに分かれており,前者の厳格な戒律にもとづく倫理生活はあらゆる身分の人々を引きつけた。カタリ派の蔓延に対するカトリック教会の禁令と改宗の試みも効なく,ついに1209年教皇インノケンティウス3世は南フランスのカタリ派に対して十字軍を命じ,武力で弾圧した。つづいて,いたるところで異端審問による根絶がはかられた。13世紀後半には彼らはまったく勢力を失った。