50音順    検 索

●ガスプラル

AD1851 

 1851〜1914 クリミア=タタールのイスラーム改革主義者。モスクワの陸軍司官学校卒業。フランス・トルコに留学し,フランスの自由主義思想と青年トルコ党の影響を強く受けた。帰国後,クリミアのバフチェサラ市長になったが,このとき,ロシアのムスリム社会に適応する新しい形式のマドラサを設立した。このマドラサは,トルコなどイスラーム諸国の学院のモデルともなった。また,1883年,『翻訳者』紙を発刊した。そして,トルコ系諸民族の言語・思想・行動の統一を主張し,共通トルコ語の普及,パン=トルコ主義思想を説いた。1905年,1906年の全ロシア=ムスリム大会(3回開催)においても,中心となって活動し,ロシア人リベラル派と提携して,トルコ系諸民族の統一を訴えた。