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●カシオペイア

ヨーロッパ ギリシャ共和国 AD 

 ギリシア神話中の人物。アラボスの娘。エチオピアの王ケフェウスの妃となってアンドロメダを生んだ。彼女が海のニンフたちよりもはるかに美しいと自慢したので,怒ったニンフたちは海の神ポセイドンに復讐を願った。ポセイドンケフェウスの領地に洪水をおこし,海の怪物を送って土地を荒廃させた。王と王妃は,アモンの神託によって,神々を宥めるためには娘のアンドロメダを海辺の岩に縛りつけ怪物に食わせるようにと教えられた。ちょうどその場にメドゥーサ退治から戻る途中のペルセウスが通りかかり,少女に恋をする。怪物退治に成功すれば少女を妻にするという約束でペルセウスは怪物と闘い,これを倒した。少女の婚約者である叔父のフィネウスが攻撃してきたが,メドゥーサの頭をみせて全員を石に変えてしまう。このようにカシオペイアとその家族にまつわる伝説はアルゴスの英堆ペルセウスの手柄話の一つとして取り込まれているが,エウリピデスの悲劇『アンドロメダ』に原型があったと思われる。この伝説は有名な聖グレゴリウスによる竜退治へと変形していったのである。伝説によれば,この話の登場人物はみな空に上げられて星座となり,今日でもその名をとどめている。とくにカシオペア座は五つの輝く星からなり,ケフェウス座の隣りで非常に目立っている。

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