50音順    検 索

●風祭 かざまつり

アジア 日本 AD 

 作物を風害から守るために行われる農耕儀礼。立春から数えて二百十日,あるいは二百二十日ごろに台風の被害から作物を守ろうとするもので,中部・東海・関東に集中している。やはり,台風が上陸しやすい地域に多いが,季節的には台風シーズンに限らず,春の強風のころにも儀礼が行われる。旧正月ごろの風邪除けも含まれる。群馬県利根郡片品村では,法印に切ってもらった御幣を鎮守の風の神に供え,後で酒を飲む。千葉県君津市亀山地方では二百十日のことを二番かざ除けといい,部落共有林の共同作業のあと飲食をする。風祭りに人形送りをしたり,君津郡袖ケ浦町のように神社の鳥居にカシマさまというワラ人形を立てるところもある。旧6月のそろそろ台風襲来のころ風祭りのボンデンをかかげたり,北陸や中部地方のように戸外に鎌を出して風を防ごうとする地方もある。また,盆行事八朔行事と結びつき行進型の踊りで悪霊を外へ送り出す型式をとるものもある。

01