●かごめかごめ
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子どもの群のなかの一人(鬼)が目を閉じてしゃがんでいると,そのまわりをほかの大勢が両手をつないで輪をつくり,そのまわりをぐるぐるとまわる。このときの唱えごとは地方によって異なるが,東京周辺では「かごめかごめ かごのなかの鳥は いついつ出やる 夜あけの晩に鶴と亀とつぅべった」とうたい,終わったところで回るのを止めて「うしろの正面だぁれ」と背後の者の名を鬼に当てさせる。当たれば交替して鬼となるといういわゆる人あて遊びである。歌詞に籠のなかの鳥とあるのでかごめかごめは鳥の名のように考えられているが,これは屈めということで,遊びの起源は神の口寄せをするしぐさから始まったものと考えられている。同じ遊びでほかの場合には「坊さん坊さんどこ行くの」とうたい,福島県では「おのりやれ地蔵様」というし,「なかのなかの小仏」ともうたう。いずれにしても宗教的なものの残存と思われ,まんなかの屈んだ者に神仏をのりうつらせ,託宣を聞こうとするさいの方式であったことが察せられる。〔参考文献〕柳田国男『こども風土記』1937,(『定本柳田國男集』21巻)
小高吉三郎『日本の遊戯』1910,1943復刻