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●加工貿易 かこうぼうえき

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 原材料を輸人して加工した製品を輸出する貿易のタイプ。加工貿易は,歴史的には,産業革命ののち,工業国としての宗主国と,原材料供給地としての植民地とのあいだでおこった。すなわち,19世紀以降イギリスではインド・エジプト・アメリカなどから綿花を輸入し,そこへ綿糸・布を輪出する貿易を進めたが,これが典型的である。今日でも,資源の乏しい国での工業化は,原材料を輸入し,加工して輸出する型をとるが,これを国際的な物流からみるならば,加工貿易といえよう。西ヨーロッパ諸国や日本など先進工業国のみならず,韓国や台湾など中進国でもみられるようになった。こうしたことから,加工貿易の成り立つ条件は,大きな資本の蓄積,高い技術水準とそれからくる生産性の高さなどであるが,ある種の加工貿易では,相対的に安い労働賃金も条件となる。