●学齢成熟 がくれいせいじゅく
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学齢に達した子供が,小学校の教育を受けるために必要な身体的・知的・心理社会的成熟のことで,就学成熟ともいう。ドイツのケルンが,義務教育期間中にドロップ=アウトする子供の多くは学齢未成熟児であると指摘したことから学齢成熟の研究が始まった。小学校教育を受けるにたる身体的な成熟としては,わが国の現行制度では6歳児としての身体的成長と運動能力が発達し,毎日休まないで通学できる体力と健康が必要である。知的レディネスでは,言語・数量・自然・社会などの学習の基礎が要求される。それは一般的知識だけではなく図形の分析的把握・理解・技術・表現・態度を含むものである。心理社会的レディネスでは,性格・情緒・意志の発達(衝動の克服),基本的生活習慣の自立,社会的・道徳的発達などが重要である。学齢成熟度を測定するためケルンは「基礎達成テスト」を作成した。わが国では川口勇の研究や松原達也の就学成熟に関する研究などがある。