●郭璞 かくはく
アジア 中華人民共和国 AD276 晋
276〜324 中国 六朝・晋代の学者・詩人。河東聞喜(山西)の生まれ。字は景純。非常に博学高才であり,弁もたち,詩賦にも優れ,さらに五行天文卜筮(ぼくぜい)の達人でもあった。郭璞は,東晋の元帝に仕え,著作佐郎として著作郎をたすけて国史の編さんにたずさわるほか,行政官試補もつとめている。元帝を奉じて東晋を建てて自らその宰相として腕を振るった王導にもその卜筮と博学をかわれて,建康に都を定めるときも,郭璞の助言が大きくひびいたとされている。元帝の没後,王導の従兄の王敦(おうとん)に仕えたが,王敦が謀反をおこすにあたって占い,凶と答えたために処刑された。『爾雅(じが)』『方言』『山海経』『穆(ぼく)天子伝』の注釈,23編の詩が伝わる。とくに詩は『遊仙詩』14首が傑作とされている。賦は「江賦」が有名。反俗的な生活を送り,酒色にふけり,エピソードも多数残っている。
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