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●核燃料サイクル かくねんりょうサイクル

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 原子炉のなかで核分裂をしてエネルギーを出すのは,天然ウランのなかに0.7%しか入っていないウランU-235だけである。U-235だけで考えると,ウラン資源は少なく,原子炉の数が多くなると,30〜50年で資源が枯渇するとみられている。核燃料のなかで,U-235の核分裂がおこると,生じた中性子の一部がU-238に吸収されてプルトニウムPu-239を生ずる。Pu-239はU-235のように核分裂をする。使用済核燃料核燃料再処理工場に運び,そこで溶解してPu-239を抽出し,これをウランと混ぜて新しい核燃料を製造してリサイクルするというのが核燃料サイクルである。現在のところ,再処理工場には問題が多く実用化はされていない。しかしプルトニウムは毒性が強い上,100万キロワットの原子力発電所の使用済核燃料から長崎原爆10発分のPu-239が得られる。使用したU-235よりも多いPu-239を生じるように設計されたのが,現在開発中の高速増殖炉である。