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●覚盛 かくじょう

アジア 日本 AD1194 鎌倉時代

 1194〜1249(建久5〜建長l)鎌倉時代の律僧。貞慶が戒律の復興を企図して集めた20人の僧の一人。貞慶法相宗を,明恵上人高弁に華厳宗を,貞慶の弟子の戒如に律学を学んだ。1236年(嘉禎2),叡尊・円晴・有厳らとともに決意して,東大寺において自誓受戒を行った。自警受戒とは,戒を授ける戒師のいない場合,仏前において自ら誓って受戒することで,戒律の伝統の跡絶えた当時においては,この自誓受戒以外に方法はなかった。当時の自誓受戒に対する批判に屈せず,覚盛は興福寺松院に住して戒律を弘め,その名声により四条天皇に招かれて授戒,その他后妃や貴族にも授戒している。1244年(寛元2)唐招提寺に移住。著書も数多く残し,ときの人々は,覚盛を日本律宗の開祖である鑑真の再来と称したという。各地から多くの学者が同寺に集まり,奈良時代以後振わなかったこの寺も,覚盛在住により盛んになったとされる。1249年覚盛は唐招提寺において56歳で没した。