●郭守敬 かくしゅけい
アジア 中華人民共和国 AD1231 南宋
1231〜1316 中国,元代の科学者。字は若思,河北省刑台の人。幼少より五経を修め,ついで算数・水利の学を学び優れた才能を示した。1262年(中統3)張文謙のすすめによって元の世祖に謁し,水利六事を述べて大いに認められ,提挙諸路河渠ついで副河渠使に任命された。諸地方の水利工事に功を立てて信任をえ,1271年(至元8)に都水監となった。ついで当時使用されていた大明暦が天象と合わないので,1276年(至元13)改暦の命があり,許衡・王恂らとともに改暦事業に従事した。彼は多くの儀器・測器を作製して,精密な観測を行い,1280年(至元17)に一応完成したので上呈し,授時暦の名を賜った。その後も暦法の研究をつづけ,『授時暦経』をはじめとする多くの暦書を著した。その一方で,各地の水利事業を担当し,種々水利問題について献策した。彼は水利・天文の学に精通した中国科学史上,特筆すべき科学者の一人である。
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