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●賀川豊彦 かがわとよひこ

アジア 日本 AD1888 明治時代

 1888〜1960(明治21〜昭和35)ノーべル平和賞候補にもあげられた大正・昭和時代の牧師,社会運動家。神戸で生まれ,4歳で両親に死別,徳島の賀川家にひきとられ,中学時代,キリスト教に入信。神戸神学校在学中の20歳ごろから貧民街に住んで伝道した。徳島中学時代の宣教師,H.W.マヤスの指導でめざめ,以後,J.ウエスレー・ヘンリ=ドラモンドらのキリスト教関係書物,トルストイ・マルクスを愛読。山室軍平よりうけた感化が彼の思考と行動の基盤となった。一時米国に留学,帰国後は鈴木文治の友愛会に加盟,1921年(大正10)神戸市の川崎,三菱造船所の労働争議はじめ多くの労資闘争で活躍した。その後,杉山元治郎に協力を求め,農民組合運動に入った時期がある。普通選挙成立後は無産政党の結成に尽力,昭和4年にはじまった“神の国運動”の推進者として国内外を伝道行脚した。反戦論が官憲の圧迫を受け,敗戦後勅選貴族院議員。その後は日本社会党の結成,世界連邦運動などで活動。ベストセラー『死線を越えて』他150冊の著書,25冊の翻訳書がある。

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