●香川景樹 かがわかげき
アジア 日本 AD1768 江戸時代
1768〜1843(明和5〜天保14)江戸後期の歌人・歌学者。桂園派の創始者。京都に上るまでの記録に不明の点が多く,諸説がある。鳥取藩士荒井小三次の二男。景樹7歳のときに父が急逝し,母の姉の奥村家に養われ,奥村純徳(すみのり)と名のったが異説がある。26歳のとき,妻包子(かねこ)をつれて上京(これも諸説がある)。苦労を重ねて鷹司家(たかつかさけ)の公家侍や西洞院家の風月卿に仕えたとする伝えもあるが,29歳ごろに堂上派の雄・海月堂景柄(かげもと)の養子となり.このころ小沢蘆庵(ろあん)を知る。これらの影響が,後年の古今集を基礎とする,古今調の調(しらべ)の説となる。37歳ごろ,養家を去り,独立し,岡崎の住居の家号であり,景樹の雅号の桂園を名のる。門弟に木下幸文,熊谷直好,八田知紀等がいる。主著に『新学異見』(にいまなびいけん)がある。〔参考文献〕黒岩一郎『香川景樹の研究』1957,文教書院
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