●化学伝達 かがくでんたつ
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液性伝達ともいい,化学伝達物質によって仲介される,通常のシナプス伝達のこと。神経繊維の接続部を興奮が通過することを伝達というが,以前には神経繊維に発生する電位変化が次の神経元を刺激して伝達がおこると考えられていた。しかし興奮が伝達されるさいには神経細胞は軸索の末端の終末ボタンから化学的な伝達物質を放出し,それがシナプス下膜に作用することにより,ニューロンに情報が伝達されることがわかった。これを化学伝達といい,高等動物の中枢神経では一般にみられる。放出される化学物質には,興奮を伝達するものと興奮を抑制するものがあるが,現在のところアセチルコリン・カテコルアミン・ノルアドレナリン・ドーパミン・セロトニン・ガンマ=アミノ酪酸などがあげられている。むろん各神経細胞はそれぞれにきまった1種類の化学物質を放出するだけで,これらすべての化学物質を放出するわけではない。