●家格 かかく
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家の格式をさす。江戸時代以降になって民衆のあいだにおいてさえ家は個人に優先するものとして,社会の重要な単位として機能した,伝統的に一定の社会的地位をもたせた社会的観念として,家格は社会的地位を示すもので,その由緒・歴史ともいうべき伝統的権威が重視されている。この家観念は近代になって再編成され,再び家格観念が重視されている。もとはといえば古代氏族・部族のあいだに貴賎尊卑の観念があり,臣・連とか八色の姓とかがそれを示し,家によって叙位叙官もされ,平安時代には固定し,家格観念が生じ,武家のなかにも貴種が存し,棟梁となる。北条・足利・織田なども源平迭立思想を生じさせ,下剋上は家格を意識させる。公家でも家格が固定化し.武家社会でも家格が順序づけられている。それは権門だけの秩序づけでなく,土豪・村役人層まで系譜とか家柄・苗字帯刀などが問題になっている。本家分家・草分や譜代という関係が長く観念化されている。
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