●カエサル
ヨーロッパ ヨーロッパ BC100
前100〜前44 ローマ共和政末期の将軍・政治家。英語ではシーザー。財務官・按察官・大神官などの高級官職を歴任しローマで政治家としての名声を得る。前60年ポンペイウス・クラッススと第1回三頭政治を行い,前59年にはコンスルに就任し公有地分配法などを施行する。前58年ガリア地方長官となりガリア各地を8年間にわたって転戦しこの地を征服,政治的・軍事的・経済的に強力な基盤をつくった。前53年クラッススが戦死するとカエサルとポンペイウスの対立が表面化した。前49年1月ガリアにいたカエサルの召還が元老院で決議されると,カエサルは有名な〈サイは投げられた〉という言葉を叫んで軍隊を率いてルビコン川を渡り,ローマに進軍,占領した。前48年ポンペイウスをファルサロスの戦いで倒した。前47年エジプトに入りクレオパトラを王位につけた。前44年終身のディクタトルになり事実上の独裁者となった。貧民への土地の賦与・都市法の制定・太陽歴の採用などを行うが,ヘレニズム的独裁者の登場を恐れた共和政擁護者のブルートゥス・カッシウスらの共和派によって前44年3月15日元老院議場で殺された。
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