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●カウディリョ

ヨーロッパ スペイン AD 

 頭・頭目を表すスペイン語で,軍隊・ゲリラ隊のリーダー(隊長・首領)の意味で使用されることが多い。同業組合など団体のチーフをさす場合もある。スペインではフランコ総統(1892〜1975)を国家元首としてエル=カウディリョと呼んだ。彼の生誕の地であるスペインのガリシアの港をエル=フェロール=デル=カウディリョと呼ぶのはこの称号からきている。このカウディリョがラテン=アメリカ諸国ではカシケ(地方の顔役・政治ボス)の意味で使われることがある。ラテン=アメリカのように広大な土地では地方政治が民衆を支配することが多く,そうした場合カウディリョによる支配がおこることが多くなる。そして強力なカウディリョが出現すると政治思想よりもカウディリョ個人の政治姿勢のほうが優先してしまうことになる。地方のカウディリョの権力争いはたいてい政治思想の争いではなくカウディリョ個人の欲望の争いであり,国の政治にとって障害となってきた。