●カイロネイアの戦い カイロネイアのたたかい
ヨーロッパ ギリシャ共和国 AD
カイロネイアは古代ギリシアのボイオティアの西北にあった都市。古代3度の大きな戦いが付近で行われた。一つは前447年アテナイの支配に対抗したボイオティア軍がアテナイ軍を破りテーバイを中心とするボイオティア連盟を再建した戦い。有名なのは前338年マケドニアのフィリッポス2世がアテネ・テーバイを中心とするギリシア諸市の連合軍を破った戦いである。フィリッポス2世はその翌年ヘラス同盟(コリント同盟)を結成,マケドニアの全ギリシアポリスに対する覇権を確立した。その次は前86年ローマの将軍スラが,ポントス王ミトリダテス6世(在位前120〜前63)を破った戦争である。第1次ミトリダテス戦争ともいう。ローマの支配に対抗し小アジア・ギリシア・黒海沿岸全域に勢力を拡大しようとしたミトリダテスはこの戦いの敗北後,前85年に結ばれたダルダノス条約で小アジアの全占領地を放棄し,ローマは東地中海における勢力を固めた。