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●回民起義 かいみんきぎ

アジア 中華人民共和国 AD 

 [1]中国,おもに清代(1644〜1911)イスラーム教徒(回民・回族)の武装蜂起(反乱)。起義とは正義にもとづく蜂起の意で,反乱の正当性を主張する人民共和国成立後の中国史学界で用いられている。甘粛丁国棟の乱(1648〜49,順治5〜順治6),1781年(乾隆46)と1784年(乾隆49)の甘粛新教徒の乱,道光年間(1821〜50)に頻発した雲南回民の乱,1854〜73年(咸豊4〜同治12)の雲南回民,いわゆるパンゼー(PanthaY)の乱,1862〜77年(同治1〜光緒3)の陝西・甘粛・新疆にまたがる反乱,そして1895〜96年(光緒21〜光緒22)の甘粛でのサラール族・回民の反乱がおもなもの。勃発の原因として回民内部の教派間の争いもあるが,回民・漢民間の経済的・感情的対立とその紛争事件に対する満漢地方官の不公平さ,その背後にある清朝の回民差別政策が指摘される。

[2]以上の回民反乱に関するおもな史料を収録したものが白壽彝編『回民起義』4冊(1952,上海)。第1,2冊は雲南,第3,4冊は西北のそれにあてられている。