●開発社会学 かいはつしゃかいがく
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発展途上国の諸社会事象を研究対象とする比較社会学の一分野。近年は欧米諸国が自国のみを対象として研究をすすめ,比較研究は歴史事象から一転して,新たに,アジア・アフリカ諸国の近代化・産業化の過程での経済制度・政治制度・教育制度・宗教制度などの変化に伴う新たに発生した事態を,人々の生活様式の変化と関連させて研究をする。たとえば,産業化に伴う雇用需要が,農村から都市への過剰な人口移動をもたらすことで,大都市周辺には不安定な就業をする人々が,都市計画がされておらず,公共施設のない場所に,バラック建ての住宅を密集させたスラムを形成させる。また,都市への投資と農村の疲弊の格差が社会的混乱を招いている実状,高学歴取得が社会の上昇移動に大きく作用する新しい価値と,門閥が支配する古い価値の農村との相違があり,エリートとマスとの距離から生じる改革・クーデタ・革命も対象となる。