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●開智学校 かいちがっこう

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 長野県松本市所在。1873年(明治6)創立。1876年(明治9)建築された校舎は,和風と洋風の入り混じった明治初期洋風建築の代表的遺構で,1961年(昭和36)重要文化財に指定された。近代の学校建築としては最初の文化財指定。設計施工は松本の棟梁立石清重(たていしせいじゆう)。1963年(昭和38)まで小学校として使用されたが,1964年(昭和39)解体移築され教育資料館として公開されている。開智学校は,松本藩学を継承して開校されたもので,幕末から現代までの教育資料約5万5,000点を所蔵している。一地域の小学校の,約1世紀にわたる教育活動の全容を示す資料としては質・量ともにわが国にはほかに類例がない。初等教育の中心校であるとともに,旧制中学校・女学校,職業学校,盲学校,幼稚園,さらには図書館,博物館など社会教育機関の発祥の母胎となった。長野県教育の記念碑であり,近代日本の教育を実証する存在である。