●外戚 がいせき
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帝室と婚姻関係を結んだ家系,とくに皇后を輩出したものをいう。中国史上,皇后・皇太后などの地位を利用し,一族の者が高位高官を占め政権を掌握する例は多い。漢代では前漢の呂氏・霍氏・王氏,後漢の竇氏・竇氏・梁氏。唐代では則天武后や楊貴妃の楊氏が有名である。行政機構の面からいえば,前漢の霍光が大将軍として軍事をにぎり尚書の事務を兼領し,丞相府・御史府の外朝に対する内朝を組織したことによって,外戚の確固たる権勢が始まったといえよう。後漢においてもこの例が踏襲されていくが,皇帝の成長とともに政権争いが繰り返され,もう一つの側近勢力である宦官が政権の帰趨に重要な役割を占めてくる。後漢後半期の政争はこれに起因するが,幼少の皇帝の補佐には外戚の力は必要であり,後漢の馬皇后のように,謹厳によくその責任を果たした者もいた。