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●改税約書 かいぜいやくしょ

アジア 日本 AD1866 江戸時代

 1866年(慶応2)6月,江戸幕府がイギリス・アメリカ・フランス・オランダとのあいだに結んだ輸入税軽減に関する協約。イギリス公使パークスの作成したもの。それまでの安政五カ国条約による税率5〜35%の従価税を廃止したうえで,大部分の輸出入品を従価の5%を標準とする従量税に改めている。この改税によって従価一本であったものを従量税は税率の数量的軽減に役立ち,貿易振興にきわめて有利となった。そして交易についての封建的制約を除去した。その結果,欧米先進資本主義国家の急速な日本市場への進出を招いている。不利な関税率を認めたのは,幕府が国内において幕府財政の窮乏と破綻によって,下関事件の賠償金の支払いを延期しなければならないほど困っていたこと,さらに第2次長州征伐を前に政治的決着を早くつけねばならないという弱味があったためである。