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●解釈学 かいしゃくがく

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 過去の文書や,さらに広く人間の精神の産物である文化を,人間の生の体験の表現とみて,それらを内面的・心理的に理解するための方法・理論をいう。過去の文書を調べ理解する文献学の方法はすでに古代ギリシアにみられ,中世には聖書解釈・法典解釈などでその方法が重んじられた。近代になつてからはシュライエルマッハ・ベックなどが取り上げ,ディルタイによって哲学上の問題にまで引き上げられた。ディルタイは,人間の生の体験の表現としての文化諸産物を研究するには,研究者が自己のうちにそれらを生み出した原体験を追体験して理解(了解)するという方法をとるべきだと主張し,その方法を哲学的に基礎づけた。かくして,解釈学は精神科学の基礎学としての位置を占めるにいたった。解釈学が文芸学や歴史科学などに与えた影響はきわめて大きい。ハイデッガーは,これを現象学的解釈学へと発展させた。