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●開元釈教録 かいげんしゃくきょうろく

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 20巻。唐,智昇の撰。中国における仏教経典目録の最初の成果は,前秦・道安の『綜理衆経目録』であるが,その後いくつもの経録が現れ,漢訳仏典の分類も徐々に進歩していった。本書はその経録編纂の歴史の集大成を果たした。総括群経録10巻と別分乗蔵録10巻に大別され,前者は翻訳家が中心で,漢魏以来唐までの仏典翻訳の歴史を時代別に記す。これは代録と呼ばれる部分である。後者は分類整理目録にあたり,有訳有本録・有訳無本録・支派別行録・刪略繁重録・拾遺補闕録・疑惑再詳録・偽妄乱真録の7篇に分けられ,最後に現存入蔵目録を収める。それまでの経録が往々にして矛盾を内包し,機能的でなかったのに対し,本書は整然とした組織をもつ経録として唐・玄宗の740年(開元18)に完成され,現存入蔵目録に載せられた1,077部5,048巻の仏典数がのちの大蔵経の基準となったように,後世に大きな影響を与えた。