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●開元占経 かいげんせんきょう

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 中国の唐代に瞿曇悉達(ぐどんしった)らによって編さんされた,暦および占いなどに関する書。現行本は全120巻であるが,『新唐書』芸文志には110巻とみえている。巻1から巻110までは天象占で,終りの10巻は物異占であるから,内容的に明らかに区別することができ,最後の10巻は後世の付加と考えられている。編者瞿曇悉達の伝の詳細は明らかでないが,当時の国際都市長安に来住したインド暦法をつかさどった3家のうち,最も顕著な活躍をした瞿曇家出身で,国立天文台の長官である太史令にまでなった。718年(開元6)から726年(開元14)のあいだに,本書を完成させたものと思われる。本書には今日伝わらない書を多く引用しており,きわめて貴重な文献であるが,とくに,古代の緯書70余種や,当時施行されていた麟徳暦(りんとくれき),および悉達自身が玄宗の勅命を奉じて翻訳した,インドの暦である九執暦(きゅうしつれき)などが注目される。