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●会稽郡 かいけいぐん

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 秦より六朝時代にいたるまで江南に設置された郡。揚州に属す。前222年(始皇25)に秦によって,現在の江蘇省南部から浙江省北部にかけて設置された。治所は呉県(江蘇省呉県)。前漢代には,現在の江蘇・浙江・福建各省にまたがる広大な領域をもつにいたった。129年(永建4)後漢の順帝のとき,郡の北部が分割され,呉県を治所とする呉郡が設置された。このため会稽郡の治所は,山陰県(浙江省紹興市)に移された。三国呉の時代になると,郡県化がすすみ郡南部が分割され,臨海・建安・東陽の3郡が設置された。この結果,会稽郡の領域は著しく縮小した。呉・東晋・南朝時代,会稽郡は三呉(他に呉郡・丹陽郡を含む)と呼ばれる地域に属し,江南に割拠した各王朝の政治・経済・文化を支える中心地となった。なお隋代以降は,越州と改められた。

〔参考文献〕譚其驤主編『中国歴史地図集』2,1982,上海地図出版社