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●快慶 かいけい

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 鎌倉時代初期,運慶と並んで称された仏師。生没年不詳。1183年(寿永2)から1236年(嘉禎2)ごろに活躍したと思われる。安阿弥仏と号し,運慶の父である奈良仏師康慶の弟子とも,運慶の弟子ともいわれている。東大寺の復興に力を注いだ重源と深く親交を結び,多くの像をつくって実力を示した。おもな作品としては,東大寺南大門二天のうち東方天(1194・建久5),同寺大仏殿両脇侍のうち観音(1196・建久7),同寺公慶堂の地蔵菩薩(1203〜10・建仁3〜承元4)など。作品は30点近く,老年にいたるまで精力的に創作をつづけたといわれる。奈良時代の仏像や宋風彫刻の特徴を積極的に学び,鎌倉時代の彫刻の作風を定着させた。力強い量感をもつ運慶に対し,均斉のとれた整美な親しみやすい絵画的表現に特色を発揮した。彼の作風は安阿弥様と呼ばれ,後世の仏師に大きな影響を及ぼした。現存する約20の作品には,巧匠の称を冠した署名が残されている。

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