●階級 かいきゅう
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一般には地位・身分など,人の属する単位社会の序列と解釈されているが,ここでは社会生活における経済上の利害・特質を同じくする階層の対立関係を示す経済的・政治的概念をいう。階級意識・労働者階級・プロレタリアート・ブルジョワジーなど。原始共同社会から現代にいたる流れのなかで,封建社会体制を打破する新興ブルジョワジーの台頭によって階級の概念が認識され,さらに,階級意識が明確に目的意識化されるのは,封建社会の生産力が飛躍的に高まり,生産と所有の矛盾が激化する資本主義社会,ブルジョワジーとプロレタリアートがはっきり分化し,その対立があらわになる近代においてである。マルクスは“この社会の歴史は階級闘争の歴史であった”と説いているが,そのマルクスが論ずる“階級”の延長には,共産主義社会の実現をみてようやく理想とする搾取のない社会,階級のなくなる社会,国家の消滅という大きなヴィジョンが掲げられている。