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●ガイウス

ヨーロッパ ヨーロッパ AD110 

 110ごろ〜180ごろ ローマの法学者。ローマ人は通常個人名・氏族名・家族名などをもっているが,ガイウスは著名な法学者であったにもかかわらずガイウスという名しか伝わっていない。経歴・社会的地位についても不明であり回答権もなかった。ローマで法学の教育に従事していたのではないかといわれている。サビヌス学派に属し法の概論的・歴史的説明を重視している。著書に『法学提要』4巻(160ごろ)がある。第1巻では一般的説明・人の法,第2・3巻は物の法,第4巻では訴訟の法が扱われており,6世紀にユスティニアヌス大帝が編纂させた『ローマ法大全』のなかの『法学提要』とまったく同し構成となっておりその模範とされた。法学入門書として優れており4,5世紀のローマ帝国内で広く読まれ各地で教科書として使用されていた。