●陰陽師 おんみょうじ
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おんようじ,ともいう。陰陽道は,6世紀ごろ中国より伝来したものといわれる。陰陽師は律令制下においては,中務省被管の陰陽寮に所属し,主として卜筮(ぼくぜい)により,天文・暦数・式占などを担当していたが,平安初期ごろからは,祓や星辰(せいしん)信仰を基調とする諸種の祭祀にも関与した。物忌みや方違えなどが流行し,陰陽道が隆盛を迎えた平安時代以降は,賀茂・安倍両家が世襲して技能を伝承した。その修法には中国の道教の影響が濃厚であるが,しだいに仏教との習合もすすみ,法師陰陽師・僧陰陽師などと呼ばれる民間陰陽師たちも輩出してくる。公武ともに重用した中世以降には,安倍晴明を祖とする土御門家が正統と目され,近世にいたるまで諸国の陰陽師を統轄した。明治時代になると,迷信邪教の弊をもって厳禁されたが,現在でも各地の民間習俗のなかには,さまざまな形で,陰陽師の要素を見出すことができる。
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