50音順    検 索

●御柱 おんばしら

アジア 日本 AD 

 長野県の諏訪大社において,申・寅の年の春に行われる式年造営御柱大祭に建てられる大木。諏訪大社上社の前宮(茅野市)・本宮(諏訪市)・下社(下諏訪町)の春宮・秋宮にそれぞれ4本ずつ計16本建てられる。まず八ケ岳中腹の山で,あらかじめ樅の大木を選んで注連縄(しめなわ)を巻き,上社の御柱木にはさらに薙ぎ鎌を打ち込む。その後,諏訪地方一円の氏子が参加する伐採・抽籤式・綱打ち・山出し祭・里曳祭などの祭りをへて,神社境内に曳き込む。それから木の先端を三角錐に削り,順次境内の四隅に建てる。この御柱は一種の結界を示すものであるとともに,神霊の依り代でもあると考えられている。各地の諏訪神社でも,当年または翌年に御柱祭をするところが多く,諏訪地方では各村々の小社までも小型の御柱を建てる。なお松本地方では,小正月に御幣などのつくりものをつけた木を,御柱と称して路傍に建てるところがある。これは道祖神を祭ると考えているところが多い。

01