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●オルレアン

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 フランス中北部,サントル地方,ロワレ県の県都。ロワール川右岸に位置。パリの南南西116kmにあり,ロワール川とセーヌ川が近接する交通の要衝。紀元前後にはゲナビウムと称するガリア人の集落であったが,前52年カエサルガリア遠征軍に抵抗し,破壊された。3世紀にローマ帝国の城壁都市として再建,皇帝オレリアヌスにちなんでオレリアヌムと命名。のち現地名に転訛。4世紀に司教管区設置。5世紀にはアッティラの攻撃をしりぞけた。511年フランス人の王クローヴィスが当地で宗教会議を開催。9世紀にはシャルル=ル=ショーヴ王が聖別式を行った。百年戦争では抵抗の拠点となり,1429年少女ジャンヌ=ダルクによりイギリス軍からの解放を勝ちとった話は,フランス史上で有名。市内中央広場に1855年建設されたジャンヌ=ダルクの騎馬像があり,毎年5月7,8両日祭りが催される。付近の街並みは第二次世界大戦中破壊されたが,18世紀の姿に復原されている。1568年にカルヴァン派に破壊されたサント=クロワ大寺院も,その後当時の姿に修復。市庁舎も16世紀のルネサンスの姿をとどめる。このほか,10世紀の地下礼拝堂の上に,15世紀に建設されたサン=テニャン教会や,歴史・考古学博物館などがある。