●オルテガ=イ=ガセート
ヨーロッパ スペイン AD1883 スペイン王国
1883〜1955 スペインの哲学者。マドリードに生まれ,マドリード大学で哲学を学び,ドイツ留学をへてマドリード大学教授となる。「西洋評論」を主宰し,ドイツ哲学の移入に貢献した。1922年以後の政治的不安定のなかでフランスに亡命し,1942年帰国した。ゴビノーとニーチェの影響を受けて生の哲学に傾倒し,この立場から近代理性主義を批判する。理性は生の上に立つのではなく,むしろ生に奉仕して生の発展を助長すべきものである。ここから彼は認識論的には生の多様性をそれぞれの角度からとらえようとする遠近法主義をとり,社会批判としては人間の社会化をもたらした近代技術を人間疎外の原因ときめつける。さらに生の発展の考察は歴史哲学として結晶し,過去を正確に踏まえた上で現在において未来を指向すベきであると説く。
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