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●オリッサ

アジア インド AD 

インド共和国東部のベンガル湾に面する州。面積15万5,782平方km,人口2,194万4,615人(1971調査)で,その96%までがヒンドゥー教徒,また住民の大半はインド=アーリア語系のウリヤー語を話す。古名はオドラとして知られ,前3世紀ごろアショーカ王の時代にはカリンガ王国の中心地であった。その後,ヒンドウー王朝の興亡が繰り返されるなかで,8世紀から13世紀にかけて,プリーのジャガンナート寺院,コナーラクのスーリヤ(太陽神)寺院など,オリッサ様式と呼ばれる壮大な寺院建築を生み出した。なかでも,州都ブバネーシュワルは,5〜10世紀にはシヴァ派信仰の中心地として栄え,ここにはインド寺院建築の代表作の一つといわれるリンガラージャ寺をはじめ,大小五百近くもの寺院が散在している。プリーはまた,ヒンドゥー教最大の巡礼地の一つであり,6月下旬の大祭の賑わいは有名である。州の平野部では米を主とし,サトウキビ・ジュートなどを産し,人口の80%が農業に従事している。北部山地は,鉄・マンガン・石炭の埋蔵量が多く,国内最大の鉱産地帯であり,ルールケラ・バールビルほかの製鉄所,マハナディ河上流のダム建設をはじめ,近年とみに工業化もすすめられている。