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●御触書 おふれがき

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 「御触」「触書」「触事」ともいわれ,幕府または藩が公衆一般へ発布した単行の制定法。触(ふれ)は御用部屋で合議決定され,将軍の裁可によって制定法となる。公布にあたっては,老中より三奉行・大目付・目付または京都所司代に通達され,そこから郡代,代官または奉行,旗本へ伝達され,通常の場合は,最末端の町村役人の回覧まで触れ流されていった。触の内容は命令・禁止事項が大部分で,行為規範である。具体的な刑罰は示さないのがふつうであった。触書の一種に「町触」があるが,町方において町奉行が発するものである。名宛人の範囲の狭い場合を「御達」といい,通常,役所・役人に対するものである。幕府の御触書で名高いのは1649年(慶安2)2月26日に発布された「慶安の御触書」である。全32条の長文で幕府行政の必要に応じて成文化された百姓心得書ともいうべきものであった。八代将軍徳川吉宗以来,これらの御触書を編さん集成することが行われた。

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