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●御札 おふだ

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 神社・寺院などで出す神符・護符の総称である。多くが紙に文字を印刷してあるものをさすが,木に書いたものもある。古くから,植物で編んだ茅の輪や注連縄(しめなわ)などがあるが,それが紙に変化したのは大陸とくに道教の影響によっている。御札は門口・戸口・納屋口に貼ったり,患部をなでたり,細かくして飲んだりした。熊野神社などから出ている牛王(ごおう)の札は,中世から起請文を書くのに用いられ,現在でも竹などにはさんで田畑の畔に立てる地方もある。一般に寺院のお札は祈祷のしるし,神社のお札は祓いのしるしで,祓いをした麻の小片が包んであるのが正式である。中世以降,伊勢の御師などが全国を配札するようになって,お札は急速に民間に浸透していった。古いお札は福俵につめたり,叺(かます)に入れたりして屋根裏に納め,一つの建築儀礼となっている地方もある。

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