●オパーリン
AD1894
1894〜1980 ソ連の生化学者。モスクワ大学教授・ソ連邦科学アカデミー会員・同生物学部長・科学アカデミー・バッハ生化学研究所所長。科学普及協会会長・国際生化学連合評議員・世界科学者連盟副会長などをつとめ,世界平和委員会委員でもあり,科学者を代表してソ連邦の政治にも参加した。『生命の起源』(1936)を著し,地球上の生命の発生について唯物論的立場から独自の理論を展開した。そのなかで,有機化合物が二酸化炭素からではなく炭化水素から発展したこと,さらにそれが蛋白質を中心とした複雑な有機化合物,複合コアセルベートなどをへて原始的生命体へ進化する過程を論じた。また,酵素作用を細胞内構造と結びつけた植物の細胞内酵素の働きに関する研究や,工業生物化学者として,砂糖・パン・ブドウ酒・茶の研究にも高い評価を得た。1955年(昭和30)に日本生化学会の招きをうけて来日している。
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