50音順    検 索

●オトラル

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 中央アジアの都市。音訳して斡脱羅児・兀郡剌児・訛荅剌など。シル川右岸,アリス川との合流点の近くに位置し,13〜15世紀に栄えたが,現在は廃虚になっている。カラ=キタイがおこると,その支配下にあったが,1210年,ファーリズム=シャー朝(ホラズム帝国)のムハンマドがこれを占領し,イナルジュクを知事に任じた。イナルジュクは1218年,モンゴル帝国が派遣した隊商を略奪し(オトラル事件),チンギス=ハンの西方遠征の契機をつくることになった。オトラルは,チャガタイ・オゴタイ両皇子の率いる軍に攻囲され,数カ月抵抗したが陥落し,イナルジュクは処刑された。オトラルは,初めジュチ家(キプチャク=ハン国),のちにチャガタイ=ハン国・ティムール帝国に属し,交通路線上の要地として栄えた。ティムールが中国遠征の途上,この地で病没したことでも知られる。