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●オッペンハイマー

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1864 ドイツ連邦

 1864〜1943 ドイツの経済学者・社会学者。初め医学を学び,開業していたが,その後ベルリン大学に再入学して経済学・社会学を学び,1909年より同大で教鞭をとる。オッペンハイマーは,コントやスペンサーらの初期社会学の影響を強く受け,社会学を個別社会科学の原理科学として位置づけた。彼は,このような立場から,ジンメルの形式社会学を批判するとともに,人類社会史の普遍科学を構想した。その内容は,一般社会学・特殊社会学・社会経済史・実践社会学・社会哲学であり,とくに一般社会学は,社会過程の理論=動学的基礎理論としての位置づけを与えられ,重視されている。さらに彼は,この動学体系のもとに,静学的・力学的・比較静学的な下位体系をセットし,包括的な体系化を志向した。彼はまた,相対的自足集団の周辺政治化=輪郭集団概念・国家の征服起源説を提唱したことでも知られている。

〔参考文献〕オッペンハイマー,廣島定吉訳『国家論』1929,改造社