●オジブア族 オジブアぞく
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
アルゴンキアン語族に属するアメリカ原住民族。チッペワとも呼ばれる。多数の人口を有すること,およびH.M.スクールクラフトによる研究,その神話にもとづいたH.H.ロングフェローの詩により有名。【分布】初期にはソル・セント・マリーを中心に分布するが,その後,ヒューロン湖北岸,スペリオル湖岸,さらにノース=ダコタのタートル山脈にまで居住地域を拡大する。
【歴史】伝説によるとオジブワ族は東より移動してきたという。しかし,その後,スペリオル湖岸に沿って西進し,18世紀に入ると鉄砲の伝播を得てダコタ=インディアンを撃退し,ミネソタ・マニトバ南部からタートル山脈にまでその居住範囲を広げる。19世紀になり,アメリカ合衆国とカナダ国境線の両側の居住地に定住するようになった。
【文化】野生のコメ・カエデ糖蜜・奨果類の採集を行い,ムース(オオジカ)・ビーバーなどの狩猟,淡水魚の漁撈を生業とする。300人〜400人からなるバンドを構成し,それぞれのバンドはリーダーをもつ。バンドは外婚単位となるトーテムをもつ氏族よりなる。トーテムの継承は父系的であるといわれる。死者祭礼,秘密結社の祭礼が毎年行われる。
【人口】1650年,ムーニーによると35,000人を数える。1764年には25,000人,1843年には30,000人。1923年のアメリカ合衆国インディアン局の報告によると,22,599人である。カナダ領におけるオジブワ族は25,000人以下と推定され,オジブワ族の会計は約45,000人と推定される。